ウィンブルドンの季節

ときどき観る「英語でしゃべらナイト」に、やたら日本語の上手なアメリカ人が5人くらい出ていましたが、彼らが下北沢の焼きトン屋(焼き鳥ならぬ)で日本文化についていろいろ語っていた中で面白かったのが「カワイイ」文化について。
何にでも「カワイイ♥♡♥」と言うのは、そう発言することによって「若さを得る」効果があるのではないか、という考察を述べている人がいました。
ナルホド。「カワイイ」って呪文だったのですね。

そのまま付けっぱなしにしていたら、ウィンブルドンの中継が始まりました。
そうか、そんな季節になったのだと実感。
夏至が過ぎて7月に向かう頃、英国は一番美しい季節で、庭に薔薇が咲きこぼれる時期ですが、日本はたいてい梅雨。
今年の仙台はかなり空梅雨ですが。

まだ本戦が始まったばかりなので、センターコートの芝は刈られた跡も美しく、まだ良い状態。
1年のうちにこの大会の2週間しか使われないというのは何とも贅沢な話。
録画になっている「中村藍子 対 マルチナ・スーハ」を少し観てみたら、何か違う印象。
しばらくして気が付いたのですが、どうも、ボール・ボーイ、ボール・ガールのユニフォームが、ウィンブルドンの公式カラーである、「緑と紫」ではなく、紺色のように思えます。
線審の方も、昔は紫だったように思うのですが、白い縁取りのはっきりした紺のブレザーを着ています。
あれー???
ちょっとネットで探しましたが、ウィンブルドン2007の頁には出ていませんでした。

10年ほど前に、ちょうどこの時期にヨーロッパである学会の折に、ウィンブルドンの「リセール」のチケットで観戦したことがありました。
向こうの時間で午後からいくつかの試合があるのですが、早めに帰る人たちがチケットをdropしていくと、その分のチケットがresaleされるのです。
ちょうど一番日の長い時期なので、仕事を終えて夕方の6時くらいから並んでも十分観られました!
センターコートではなくグラウンドコートだったので、選手が本当に身近でびっくりしました。
ちょうど、お相撲さんなら触れるくらいの距離という感覚でしょうか。
そのときは雉牟田のダブルスを観ました。

公式HPにはライブのスコア・表もありましたが、オンライン・ショッピング・サイトを覗くとピンク地のTシャツなどのアイテムが。
ウィンブルドン名物の「ストロベリー&クリーム」をデザインしたものですが、やたら「カワイイ」系でした。
「カワイイ文化」は世界を席巻しつつあるようです。
by osumi1128 | 2007-06-26 00:56 | 雑感

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