県立福島高校にて講演ほか
2007年 10月 15日
一つめは本日午後、福島県立福島高校にてSSH(スーパーサイエンスハイスクール)セミナー。

福島までは新幹線で20分くらいなのですが、そうそう、仙台駅に東北新幹線の新型車両が止まっていたので、携帯デジカメに収めてきました。
鉄ちゃんではまったくない私が見てもカッコイイですね。
体育館に会場がしつらえられて、1年生350名の男女生徒さんの前で「脳科学への誘い」的な講演をしました。
その中に込めたメッセージとしては、「大学入学がゴールではない」「やりたいことを見つけよう」「いろんな道がある」というようなもの。
講演を終えて質問コーナーになったのですが、10分くらいの間で質問したのがすべて男子だったのがちょっと残念。
福島高校は2年前に男子校から共学化され、女子は4割とのことでしたが。
*****
シンポジウムを言い訳にして書いていなかった科研費に取組み始めました。
平均的な採択率が20%という状況は、研究者としてはちょっと勝率が低すぎという感想を持ちます。
せめて3割、できれば5割くらいになってほしい。
そのためには、研究費総額が倍増するか、人口が半減するしかありません。
そうはならないので、「宝くじと同じで、書かなければ当たらない。みんなで書けばパイが大きくなる(その分野が他の分野よりも、という意味)」というスローガンを掲げて、この時期、とくに大学の教員達はデスクワークに励みます。
以前の職場(厚労省系研究所)では、庁費と呼ばれる校費に相当する金額が大学の基準よりも多かったので、「科研費なんて書かない」という方がおられました。
今はどうなんでしょうね・・・?
すでにしばらく前、数学科のK先生はTeXによる科研費のテンプレートを送って下さいましたが、うちのように秘書さんにも業績リストなどを分業でお願いしている場合にはちょっと無理。
国の予算の申請書を私企業のソフトを用いた書類として提出させるのはいかがなものか、というクレームは正論ですが、残念ながら他のソフトを使いこなす時間と心の余裕は毎年ありません(涙)。
どなたか、行政の方、なんとかして下さい。
Wordって、本当に使いにくくなってしまっていると思いますので。
ああ、IT関係の研究費、「省庁間も超えて使える、簡単で無駄のないアプリケーションの開発」なんてことに出してもらったらいいのでは?