第4 回総合研究大学院大学生命科学研究科合同セミナー
2007年 10月 30日
セントレアから東岡崎までリムジンで65分というのは、思ったよりも便利。
総研大というのは、いわばバーチャルな大学院組織で、実際の研究室は国立共同研究機構に属する文科省系列の研究所に分散しています。
定員枠がかなり少ないので、それぞれの研究所は、大学院生よりもオトナが多い印象を受けるのですが、今回集まった230名くらいのうち、いわゆる教員は30名ほどでしょうか。
実際にはこんなに沢山の大学院生+ポスドクの方がいるのだと実感しました。
スケジュールは2日に渡り、ポスター発表が日替わりで70題ずつほど、若手の口頭発表が2題ずつありますが、分野はいわゆる分子生物学系から、人類遺伝学、神経科学、理論生物学、などなど、本当に多岐にわたります。
今日の講演は生理研の定藤さんで「脳科学情報の読み解き方」というタイトル。
脳イメージング技術の基本から、脳科学情報がいかに「ノイズ」にもなりうるのか、という話題を提供されました。
その後、交流会となって、遺伝研、生理研、基生研の知り合いの方々にご挨拶。
15年くらい前に一度、学会でお目にかかった方が、今は総研大の大学院生支援の中心として活躍されていたり、など、やはりsmall worldですね。
ところで、実はポスターセッションの間、総研大所属のH川M子先生とずうっとお喋り(意見交換)していました。
9月の京都での講演会でもご一緒だったのですが、その折にはあまりお話しできず、今日は進化、性差、個人差、自殺率の変化……などなど、様々な話題についてお話しすることができ、かなり充実しました。
生物学の基本や思想をもっと知ってもらうために、「対談を本にしませんか?」という構想になりました。
楽しみです!
私の講演は明日の午後。
「生命科学系の基礎研究 vs 応用研究」というタイトルにしています。
*****
宿泊先のホテルでは「無料高速インターネット通信が可能です」と書かれていましたが、まったく「高速」ではないので、今日はいろいろリンクを張るのを諦めました(溜息)。