花嫁の父

学生さん(♀)の結婚式とご披露宴に出席するために広島へ飛びました。
日射しと気温の違いを感じます。
会場のホテルで超特急で着付け等をしていただき、なんとかチャペルの結婚式にも臨席できました。
元々綺麗なお嬢さんですが、今日はまた一段と輝いていました。

披露宴では新婦側主賓として2番目にスピーチをすることになっていて、しばらく前からあれこれ考えていましたが、なかなか考えがまとまらないままに当日を迎えました。
年間50回以上の講演を行いますが、PowerPointなど無しに行うスピーチはまだまだ経験不足で緊張します。
「ご両家の皆様、○○さん(新郎)、●●さん(新婦)、おめでとうございます。……」と話し出し、彼女の研究のことなど紹介しつつ、新郎も同じ建物の別の研究室で見知った方だったので、数年前のエピソードなど交え、話している間になんとなく「花嫁の父」的な気分になっていました。
本来であればこの秋に学位審査を受けるはずだったのですが、地元に戻る新郎と結婚するため、広島大学の歯学部に編入学。
本当の花嫁の父はスピーチなどしない訳ですが、研究室で数年過ごした娘が嫁いでいく、その門出の日なのだなぁと感じていたのでした。
確か、今年の晩夏のバーベキューパーティーの折には、アルコールの勢いを借りて新郎に「ちゃんと幸せにしてくれなきゃ許さないからね!」などとプレッシャーをかけたことも思い出しました(苦笑)。
本当に余計なお世話なのですが。

新婦側の余興はうちのラボメンバーの一人も加わった数回の練習も重ねた歌と踊りに、たくさんの友人等からのメッセージのスライドショー。
とても和やかなものでした。
新郎側からはプロの歌手(しかもアフロアメリカンの方)とその奥様のピアノ伴奏で、「愛しのエリー(英語版)」などが披露され、お色直し後のキャンドルサービスの間ずっと生演奏だったのは素晴らしい趣向。
そういえば、同じテーブルで「お色直しのドレスは何色か?」ということが話題になりましたが、なんと予想をはるかに裏切った「シャンパンゴールド」でした。
お店の方に進められたとのことでしたが、モーブ色のシルクシャンタンの上にシャンパンゴールドのレースが重なった生地で、とても新婦の雰囲気に合っていました。

花束贈呈も終わり、最後、新郎のお父様からのご挨拶の後、新婦からの挨拶は、いつもよりも気持ち緊張気味の声のように思いました。
新郎からのご挨拶をもってお開きとなりました。

明日、お昼過ぎに仙台で講演があるため、即、またタクシーで空港に向かいました。
平和大通りにはイルミネーションが灯っていて、動物の形などをかたどった光のオブジェや、木々の枝に付いた発光ダイオードなどが綺麗でした。
着物でかつ荷物も多かったので、羽田からもタクシーに乗りましたが、首都高速(シュトコ)は久しぶり。
あまりのカーブの多さにスリリングだなぁと思いました。
でも、制限速度50kmのところもある「高速」道路って、何?
by osumi1128 | 2007-11-24 00:17 | 雑感

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