春めいてきました!
2008年 03月 10日
例によって、ラボまでは途中休憩を含んで歩いたのですが、花粉は飛んでいる感じがしました。
ただ、今年は自分自身の反応はやや少なめなので助かっています。
論文のリバイス(改訂稿作成)のための大詰めのディスカッションをし、あと一息というところに到達しつつあります。
筆頭著者の学生さんにとって、自分自身の一番最初の論文ではありませんが、うちの研究室から出すものとしては最初なので、気合いが入ります。
完成度は高いものですし、2 authorsですので。
現在の査読制には、良い面も悪い面もありますが、良い面としては、指導教員たる私がいくら言ってもスルーしていたことを、査読者から指摘されると「はい、仰るとおり」として改訂するようになる、ということがあります。
親の言うことは聞かないけど、よそのオジサンだかオバサンだかの忠告には耳を傾ける、ということでしょうね。
結果として、論文の質が向上するのであれば万々歳です。
もう一つ、数年前から抱えている論文がありまして、すでに数回投稿してrejectされ、「それなら、今は我慢」としていたものを、新たなデータを加えて、今度こそ!という状態のものがあり、そちらも詰めのディスカッションをしました。
こちらは、いろいろな研究室との共同研究となっていて、データも多くてまとめるのが大変です。
筆頭著者の学位がかかっていたりすると、なかなかそういう訳にはいきませんが、今回のものはそうではなかったので、結果として、じっくり熟成させていました。
その間に、自分の研究室からの論文もいくつか出て、また世間の情勢も変わるので、今回は受け入れてもらえるのではと期待しています。