いざ北ヨーロッパへ

6時過ぎの新幹線に乗らなければならなかったので、5時に起きてインターネットにつないで「世界の天気」を調べると、エジンバラの気温は最高が10度未満、最低が氷点下。
ストックホルムはさらに低くて、最高気温が5度前後。
慌てて、少し厚手のジップ・スウェーターを荷物に追加。
先日作った新しい眼鏡でいざ出発!

新幹線から成田エクスプレスを乗り継いで、無事に空港第二ビルに到着したのが10時前(京浜東北線の人身事故の影響を受けて、予定よりも1本前のNEXに乗れました)。
ラウンジでいくつか電話とメールをしてからJL401ロンドン便に搭乗しました。
今回の忘れ物は、旅のお供の本でした。
「空いた時間があれば原稿を書きなさい」という点のお告げでしょう(苦笑)。

よって機内のエンターテイメントはやはり映画と音楽です。
BOSEのヘッドフォンも持ってきたので、音環境は最高。
観たのは『ライラの冒険〜黄金の羅針盤』と『ALLWAYS続三丁目の夕日』。
後者は、きっと劇場に観に行くことはないだろうと思っていたものですが、作り手の意図通りに、ボロボロに泣いていました。
『ライラの冒険』はちょうどうまい具合にイギリス英語でした。
主人公の女の子はなかなか可愛いし、悪役側なんだかなんだか今ひとつ曖昧なコールター夫人という役のニコール・キッドマンも美しい。
さらに面白かったのは、物語の中では皆“ダイモン”という守護精霊の動物を連れていて、ライラはパルという名前の齧歯類。
ダイモンは物語の中でなかなか重要なキャラクターとしても活躍していて、素晴らしい設定だと思いました。
ちなみに、コールター夫人(=ニコール)のダイモンはゴールデンモンキー。
で、これらのダイモンはCGで作っているらしいのですが、これが実に良くできていました。
CGで作られている動物は他に、北のとある国を支配している「氷のクマ」たちも。
何十頭もの戦いのシーンは迫力満点。
ときどき、動物というよりは、あまりに「ヒト」っぽい動きだったりもするのですが(←と生物屋はツッコミを入れたくなる)。
ヒトと動物がからんでいるシーンはどうやって作っているのかな?
ニコールの肩にゴールデンモンキーが飛び乗ったりするのだけど。

で、こういう「冒険物」も、実は自分から進んで読んだり観たりはしない方です(正直なところ、今回観たのは初物だということと、ニコールに惹かれたせい)。
結局の処、争いや戦いがあるのですよね。
もちろん、善悪がはっきりしていて、子供に「悪いことをしてはいけません」「悪者は滅びるのです」というメッセージを伝えるのは大切なのだと思うけど。

* ****
ヒースロー空港のターミナル3からターミナル1への乗り換えは、約2時間の時間があったので問題なし。
ロンドン入りだったら、ターミナル3の入国審査の長い列に並ばなければならなかったと思うと、ターミナル1での入国審査の方がラクだったかも。
エジンバラまでは1時間ちょっとのフライトで、着いたのが夜の8時頃。
といっても、もう夏時間に設定されていることもあって、まだまだ明るいのが有り難いです。

エジンバラ空港に降り立つと、まずはVeronicaのお出迎えで「Nice to see you!」のハグ。
やっぱり、お迎えは荷物を受け取る前にできるというのが人間的。
ターンテーブルから自分のラゲッジが出てくるのを待ちながら、「最近、どうしてましたか? お母様はお元気?」的な会話が弾みますし。

今回も無事に預けた荷物は出てきて一安心。
初めてのロストバゲッジ体験は、ちょうど昨年の3月にエジンバラに来たときで、このときは英国発生・細胞生物学会(+遺伝学会もジョイント)で、Veronicaには会えなかったので、お目にかかるのは3年ぶり。
駐車場に向かいながら、Veronicaが携帯でご主人のSimonに「無事にNorikoをピックアップしたところ。ご飯の準備よろしく」と電話しています。

いざ北ヨーロッパへ_d0028322_15112720.jpg
車からの景色を眺めると、あぁ、エジンバラに来た、という実感が沸いてきました。
ちょっと煤けたような古い建物が並んでいて、なんともいえない落ち着きを醸し出しています。
20分ほど走って、旧市街のエリアだと思うのですが、van Heyningen夫妻の自宅に到着。
エジンバラに来る度に何度も泊めていただいたヴィクトリア調の建物です。
「ようこそ!」と手を差し伸べられたSimonと握手し、荷物を2階の元お嬢さんのお部屋に上げて頂きます。
ここも、毎回同じベッドを使わせて頂いているので、本当に懐かしい。
天井が3メーターくらいあって、閉所恐怖症の私には有り難い限りです。

夕食は、子羊のシチューとサラダと赤ワイン。
シチューは「しばらく前に作って冷凍しておいたものだけど」Veronicaの祖国のハンガリーの春のお料理とのことでした。
サラダは、たぶんマーシュの摘み菜とリークを小口切りくらいにしたものをドレッシングで和えたシンプルなもの。
どちらも家庭的で嬉しく思いました。

「ここしばらくproper mealを食べていないからね」とSimon。
ちょうど、お孫さんのLeilaが生まれて1年くらいで、息子さんのPaulとその奥さんのMaddyが、子供が生まれて初めて二人だけで過ごすのに、祖父母がその間、面倒を診る役を買って出た、とのことで、ロンドンに数日行っていらしたため、「サンドウィッチのようなものが続いた」という愚痴でした。
Simonはなかなかグルメな方です(笑)。

* ****
飛行機の中でもかなり寝ましたが、食事の終わる頃には、相当に瞼が重くなってきて、すぐにダウン。
このメールは翌朝の投稿になります。                                                               
by osumi1128 | 2008-04-15 15:15 | 旅の思い出

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