ロレアル協賛ランチョン企画
2008年 07月 10日
スポンサーになっていただいたのは、化粧品の世界最大手であるロレアルの日本ロレアル社です。
ちょうど昨年、韓国で開催された国際会議の女性研究者育成関連企画に呼ばれて話をしてきた際、韓国のロレアル社が支援されていたので、神経科学学会にフランスからNicoleをお呼びした際、この企画が浮かびました。
といっても、直接ロレアルさんに知り合いがおらず(実は身近にいたことは後から分かったのですが……)、つてを探して広報担当の方をご紹介頂き、新宿の素敵なオフィスに伺って、夏過ぎに一応のご賛同を得ることができました。
ちなみに、ロレアル社は「ロレアルーユネスコ女性科学者賞」その他を通じて、女性科学者を応援している会社です。
若手向きの「ロレアルーユネスコ女性科学者日本奨励賞」なども出しています。
このエントリーのために改めてHPを見ましたら、「サイエンティフィック・コミュニケーション部を研究開発センター内に設立」とのこと。
さて、ご講演の方は、ルドワラン先生のところに留学されていたT先生の司会により進行されました。
フランス語訛りの英語ですが、力強いメッセージを頂きました。
Should not hesitate. Should be entheusiastic.
会場からあまり質問が出なかったのは、こちらの持って行き方も問題があったかなと思いました。
いずれ、企画に関わった委員長のH先生から報告を出して頂けると思います。
ルドワラン先生、有難うございました。
ルドワラン先生は若い頃から存じ上げており、以前、マウスの神経堤細胞の研究を行っていたときのデータを、The Neural Crestという本の中で、カラー写真付きで引用して頂いたことが嬉しいことでした。
狭い業界とはいえ、教科書的な名著に引用して頂けるのは名誉なことですので。
そういえば、neural crestの研究者でestablishされていた方には何故か女性が多く、Nicoleの他に、Marianne Bronner-FraserさんやGillian Morriss-Kayさんも私にとってはロールモデルでした。
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お陰様で、サテライトシンポジウムには180名もの方々にお集まり頂けたようです。
関係者一同、御礼申し上げます。