大学の先生の夏休み
2008年 08月 12日
文系の先生方には、夏はご自宅やら海外やらで充電しつつ過ごされる方もいらっしゃるでしょうが、実験系の研究室は一斉の休みにはなりません。
一応、大学からは「夏期休暇を取得せよ」というお達しが来ますが、「はーい」と書類は提出して、でも実際には研究室に来るという教員も多いのではないかと拝察します。
でも、今週はほとんど会議が無く、手帳がかなり白いという幸せな期間♪
(とはいっても、いろいろあるのですが……汗)
……で、何をしているかといえば「リストア週間+執筆」なのですが、まず目の前で片付けなければならない仕事がいくつかあり、その一つは「医学部発生学試験の採点」でした。
120名くらいの採点は、非常に時間がかかります(溜息)。
私のもっとも苦手とする「同じ作業の繰り返し」なので、30分おきくらいに、メールチェックしたり、飲み物を取りに行ったり。
あるいはポスドクさんに「ディスカッションがあるのだけど……」と来てもらったり。
なにせ、ミニプレップでもチューブが12本より多くなると辛いタイプなので(笑)。
Whole embryo cultureのときのembryoのdissectionと凍結切片を切るのは、作業の中に変化があるので飽きないのですが。
……で、しばらく前から取りかかり、日曜日から昨日まで集中して行った結果、昨晩夜9時過ぎにとりあえず完了!
やれやれ……。
本日、秘書さんに入力をお願いしました。
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昨日もうひとつ嬉しかったこと。
先日出た英文総説の別刷が届きました。
いつが掲載日だったのか、今ひとつはっきりしない雑誌でしたが、Stem CellsというものにConcise Review: Pax6 transcription factor contributes to both embryonic and adult neurogenesis as a multifunctional regulatorというタイトルで載っています。
Concise Reviewなのですが、引用文献数は141にも上る、それなりの総説です。
今抱えているのは、再投稿中の論文、投稿直前の原著と総説、あともう少しで投稿のもの、その後に控えているいくつか、あ、学生さんの博士論文というのもありますね。
今年は収穫シーズンと宣言していますので、なんとかしないと。
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先日、伊勢に行ったときのことですが、三重大学の学長ブログに掲載されましたので、リンクしておきます。
本日の画像は、初めて行った居酒屋さん。
なかなかのレベルだったので、再訪の可能性高し。
シメに手打ちのお蕎麦が食べられるところが、ツボにはまります……。

鯛のお刺身をスダチとお塩で頂くのが美味! 鰹も美味しいです。
