東北大学医学部・歯学部合同慰霊祭
2008年 10月 28日
会場は仙台国際センターの大ホール。
ご遺族の方々、白菊会という献体の団体の方、教職員、そして今年解剖実習を行った医学部・歯学部の学生さん、合わせて1000名くらいは参加されていたのではと思います。
本年の献体は142体とのことで、開会に際して一人一人のお名前を読み上げて「招霊」してから黙祷を捧げ、その後、医学部長が代表して祭文を読み上げられました。
全体の御霊を象徴して、白い菊の花が飾られた祭壇の中央には「億万劫光輝秀霊」という碑が建てられています。
慰霊の言葉は、医学部・歯学部の学生代表の方、教員代表の方、そして白菊会代表の方から述べられました。
その後、東北大学混声合唱団による鎮魂歌奉唱があり、指揮を行った方は合同慰霊祭のための奏楽を作曲した方でした。
ご来賓などによる献花の後、一旦修礼し、御礼の言葉の後、参列者全員による献花となりました。
ちょうど座っていた席から学生の代表者が見えました。
白菊会の常任理事の方の傍で、いろいろなことを思ったかもしれませんね。
もちろん、すべての学生さんにとっても、献体された方にご家族があるのだということ、つまり、ご遺体は決して教育のために提供された物体ではない、ということを肌で感じ取る機会だったと思います。
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奇しくも本日は東北大学脳科学GCOE主催の脳解剖集中講義。
講師は神戸大学の寺島先生で、分厚いテキストが配られました。
立ち見にもなる90名もの参加者があって何よりでした。