畳むという文化
2008年 12月 10日
お茶の世界の決まり事の一つに季節感を大切にするということがあり、一年は「炉」(11月〜4月)と「風炉」(5月〜10月)に分かれているのですが、今年は本当に忙しくて、風炉の季節をすっとばしてしまった感じです。
先生、ごめんなさい……。
日本の文化を象徴する言葉に「畳む」があると常々思うのですが、英語では「折る」も「畳む」も「fold」一つで済ませるのに対して、ちょっとずつニュアンスの異なる折ると畳むを使い分けていることは、細やかさの表れかと思います。
お茶のお稽古は「帛紗捌き(ふくささばき)」から入門するのが普通ですが、絹でできた30センチ四方の布を合理的かつ美しく折り畳んで、茶入れや茶杓を清めたり(塵を払うこと)、お釜の蓋を開けたりします。
で、オフィスがものすごく散らかっているにも関わらず、なぜか衣類などを「畳む」ことには妙に快感を覚えるのですね。
トランクなどにパッキングするときにはとくに。
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さて、いくつかのイベントお知らせです。
東北大学脳科学グローバルCOEではキャリアパスセミナーを開催しています。
第2回目は今週金曜日です。
日時:2008年 12月12日(金)17:30-19:00
会場:星陵キャンパス・5号館2階201セミナー室
演者:畑谷(はたたに) 成郎(しげお) 先生
(株式会社クレイン・コーポレーション取締役)
演題:「イノベーションへのもう一つのアプローチ」〜学位取得者への新たなニーズ〜
*聴講は、脳科学グローバルCOE関係者に限らず、どなたでも歓迎します。
翌週19日は同じく脳科学GCOE第11回若手フォーラムの交流セミナー&忘年会。
異なるグループのメンバーによるプレゼンを行うようです。
企画はすべて若手フォーラムメンバーです。

年明けですが、大学教育改革プログラム合同フォーラム が開催されます。
○大学教育改革プログラム合同フォーラム
【日時】 平成21年1月12日(月・祝日)、13日 ※教育GPは12日(月・祝日)に行われます。
【場所】 パシフィコ横浜
【内容】
<基調講演> 慶応義塾長 安西祐一郎 先生
<パネルディスカッション> 『学士課程教育の構築について』 関西国際大学長 濱名篤 先生
<大学・短大の事例報告>
<ポスターセッション> 選定取組等の紹介
※フォーラム参加にあたりましては「ポスターセッション」以外は、事前申込が必要となりますので、 ご希望される場合は、以下のURL(財)文教協会まで参加登録されてください。
【URL】 http://www.bunkyo1.org/2009/
詳細はこちら
(財)文教協会という組織は初めて知りました。
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日曜日から復旦大学のポスドクさんが研究室に来ています。
土曜日に北京で講演するのに、中国語の挨拶を教えてもらいました。
いやー、四声は難しい……。
さて、明日からは講演等の出張続きになります。
今回のbottom lineは「何も無くさないで移動すること」です(笑)。