岡野先生セミナー満員御礼
2009年 02月 07日
いつも使っている5号館の201号室が大入り満員、立ち見まで出る始末。
さすがです。
GCOEの先生方、とくにゲノム神経科学グループの方も多く、予めそいういうことを予測されたのか、前半はかなり基礎的なお話でした。
iPS細胞から神経幹細胞を作れること、その性質が時間とともに変化すること、その変化をCOUP-TFという転写制御因子の働き方を変えることによって調節できることなど。
後半は応用面として、脊髄損傷モデルに幹細胞を移植するという話題。
ちょうど、数日前に某NHKなどでも放映されたマウスモデルの説明では、「テレビでは治療前、治療後、となっていましたが、それは間違いです。治療をしていないものと、治療をしたもの、の動き方をお見せします」ということでした。
COUP-TFは昔行っていた研究対象だったRAR/RXRなどと同じ仲間ということもあり、それが、神経幹細胞からニューロンが作られるか、グリアが作られるかというスイッチに関わるという話題(昨年のNature Neuroscienceに刊行)に個人的には興味があります。
核内受容体型転写制御因子ですが、内在性のリガンドが知られていないということもあるので。
とにかく、岡野さん、お忙しいところ、セミナーを有難うございました!
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その後、岡野さんと同級生という医工学研究科のI先生も交えて、お寿司を食べに行きました。
同級生や、昔からの仲間というのは、いくつになっても良いものですね。