David Saffen先生来仙

今週は復旦大学からDavid Saffen先生を招聘して、分子精神科学の集中講義をお願いしています。
昨日、日本人の奥様とご一緒に来仙されました。
10年ほど前、東大の助教授だった頃に、とある研究費の班でご一緒だったのですが、昨年10月の東北大学脳科学GCOEと復旦大学脳科学研究所のジョイントフォーラムの折に再開した次第。
世間は狭いというか、地球が小さくなったというか……。

元々アメリカのmidwestのご出身であるのと、奥様が日本人ということで、スタンダードかつ日本人にとって分かりやすい英語なのが有り難いです。
適宜、質疑応答しながらの講義は、自分でも、そのようにしたいと思いつつ、なかなかそうなっていないのは、こちらから話す分量がどうしても多いのかなと反省。
他の方の講義を聴くのは為になります……。

それで思い出しましたが、今年度から当研究室で医学部学生の脳解剖の講義と実習を担当することになり、S先生にお願いして、初めての担当が終わりましたが、学生さんからの授業評価は最高点でした!
神経科学に興味を持つ方が増えたらいいな、と思いました。

講義の後、こちらの研究成果等を聞いて頂いたのですが、スタンダードではない仮説に対して、好意的に受け取って頂きました。
元々、神経生物学の素養を持っておられるからかもしれませんね。

講義は明日も2コマあります。
脳科学GCOEは今年度、かなりの数の英語での講義を行いましたが、通常の大学の講義ではそこまでカバーできません。
こういう競争的なお金を取ってこないといけないのは大変ですが、学生さんや若手の方々のためになるのなら何よりです。
by osumi1128 | 2009-02-19 00:40 | 東北大学

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