ご恵贈御礼『霊眼』&『イスタンブールの殺気』
2009年 03月 15日
土日に出張していたら、その週はとりあえずパスです(笑)。
小さなお子さんなどいらしたら、パスしてはいられないと思いますが、日々の生活の中で仕事がらみの比重が大きく複雑になっていくと、シンプルにできることはなるべくシンプルにして、余計なことに気を取られないようにしようと思っています。
イチローがほぼ毎日、朝食兼昼食に奥さん手作り特製カレーを食べる、遠征には必ず枕とマッサージ機を持っていく、などのエピソードにもつながることかもしれません。
とはいっても、「非日常」的なことも起きる訳で、例えば、先週の出張前にハタと気付いたのは「まずい! 明日、税金払いに行かないと確定申告期限内に払えない!!!」
昨年から観念して税理士さんにお願いするようになったのですが、その「控え」を取りに(そうでないと金額が分からず支払いできないので)、不在通知を手に仙台中央郵便局に出向いたのが8:30。
それから、ひじょーに遠い仙台中税務署までナビ(←2003年版)を頼りに走らせ、途中の七十七銀行のATMでお金を下ろそうとして、その前にインターネット口座の残高を確認して振り替えをし(IT化って有り難い……)、追徴分として下ろしたキャッシュを抱え、9時を過ぎてしまった税務署にはすでに駐車を待つ車の列が出来ていて、それでも9:30までに支払い完了。
そこからラボまで飛ばして(←交通規則は遵守)、10:00には着いたのですが、いやー、約2時間のアドベンチャーでした。やれやれ……。
ジーブスのような執事がいれば、きっと出張当日の朝にこんなことしなくて良いのでしょうね……(電球も替えてくれるだろうし)。
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さて、昨日、出張明けのオフィスで待っていたものは……
・郵便物、配布物の「山」3つ(溜息)
・お菓子、お酒各種(ご厚意、御礼申し上げます\(^O^)/)
・ご恵贈新刊!
真っ先に本を開けて読みたい心境ではあったのですが、それは「ご褒美」ということにして、郵便物等の処理を淡々と進めました(ブツブツ……)。
送って頂いたのはこの3月に刊行された『霊眼』(中村啓著、宝島社)でした。
第7回「『このミステリーがすごい!』大賞」優秀賞受賞作の本作は、強烈なインパクトを持ったホラーサスペンス。主人公・享子は、大学時代の友人・真弓が失踪したことを知る。ライターの真弓は、山梨で起きた死体損壊遺棄事件に関心を示し、取材に出かけたまま行方がわからなくなったという。真弓の行方を探そうとする享子は、次々と不審な現象に遭遇する。やがて幽霊や前世の因縁が渦巻く世界に足を踏み入れることに。そして、霊的な知覚を可能にする「第三の眼」をめぐる企みに巻き込まれていく……。 皮膚感覚のリアリティで読者を圧倒する作品。(Amazon内容より)
著者にはお目にかかったことはないのですが、実は1年以上前にメールを頂き、ご質問にお答えしたのでした。
何故、私の処に質問が来たのかは、研究業界でこのブログ読者の方ならすぐに気付くかも!?
私もまだ中身を読んでいませんが、冒頭の書きぶりはインパクト大で期待が持てます。
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で、自宅に戻りましたら今度は別のご恵贈。
『イスタンブールの殺気』(茂堂久著、近代文芸社)をやはり著者から頂きました。
東北大学医学部関係者はご存じと思いますが、元医学部長の先生が書かれた小説の第四弾です。
もう古希を過ぎられたとのことですが、昨年4月にトルコの世界遺産を周遊する10日間の旅にご参加された際に構想が湧き出た、とお手紙に書かれていました。
うーん、優雅でいいなあ……。
そういえば、友人K先生も目下オーストリアのはず。
こちらはラボメンバーの出入りの季節で、ちょっと落ち着かない雰囲気がありますね。
まあ、25人もいたら仕方ありません。
そうそう、日曜日の朝にすることは、もう一つ、お礼状書き(葉書、メール、その他)です。
こういうことも、「書かなきゃ」という気持ちを普段ずっと抱えていると大変なので、Myルールにしてしまうと楽ですね。
確か「お礼状書きセット」を持ち歩いていて、飛行機に乗る待ち時間等にしたためる、という方もいらしたと思うのですが、そこまで多くはない(というか、大部分はメールにしてしまう)ので。
でも相手(とこちらの心の余裕)次第では、お気に入りの万年筆で、アナログな手書きで、記念切手を貼る、というのがお礼状へのこだわりです。
展覧会や旅先で葉書やカードを買っておくのも楽しみの一つ。