班会議

昨晩はあまり眠れなかった。
その理由はというと・・・

岡崎コンファレンスセンター隣接の三島ロッジに宿泊しているが、昨晩さあ休もうと思って電気を消して横になると、久しぶりに聞く高周波の音。
(仙台ではゴキブリと蚊には滅多に出会わない)
しばらく毛布を頭から被って退散するのを待っていたのだが、一向に諦めようとしない。
久しぶりの人の血の匂いに飢えているのか(感知しているのは二酸化炭素という説もあり)。
こちらが諦めて、顔にでも止まらせて、そこを叩いてしまおうと、闇の中で構える。
プーーンという羽音が近づき、今か今かと待つことしきり。
ついに額の上に・・・!!! ピシャ!
・・・という訳で、殺生をしてしまいました。
合掌。

さて、班研究というのは日本独特のグラントシステムだ。
あるテーマの元に、計画班というコアメンバーと、公募の研究者が集い、情報交換をするのがいわゆる「班会議」である。
きっと、メールなどない時代には、「やっぱり顔を合わせて話し合わないと」ということが今よりもさらに大事だったのだと思う。
今回は「統合脳」という今年からスタートした特定領域の班会議で、一人15分の持ち時間でびっちり2日間。
学会で一般演題を聞くよりもはるかに密度が濃いのが有り難いのだけど、頭が消化不良になりそう。
若手研究者にとっては、2回目の業界デビューのようなものである。
10年ほど前に初めてとある班の班員になれた(=公募課題が採択された)ときは、ようやく1人前の研究者として認めてもらえたような気がして、非常に嬉しかったことを思い出す。

班研究のスタイルが定着したのは、日本人というのはほっておくと自分の身近な人としか交流しない性質があるからなのだと思う。
普段のランチタイムでも同じラボのメンバーとキャフェテリアに行くような生活パターンが非常に多い。
無理矢理班会議に引っ張り出し、懇親会でアルコールの力を借りないと共同研究の提案などがしにくいのだろう。
それにしても、今回は80名くらいの班会議だが、夏には統合脳の全領域の合同班会議が300名規模と聞く。
やれやれ、人の多いところも苦手だということに気が付いた。
by osumi1128 | 2005-06-13 22:32

大隅典子の個人ブログです。所属する組織の意見を代表するものではありません。


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