PLoS ONE掲載、サクラサク
2009年 04月 08日
メディカル・キャンパスでは48号線という表の通り沿いのソメイヨシノと、生協近くの枝垂れ桜が名物となっています。
通学路の西公園通りからは、ぼんぼりのセッティングが見えるようになりました。
今度の週末は最初のお花見ピークになることでしょう。
*****
さて、PLoS ONEの論文が本日オンライン公開。
オープンアクセスの雑誌ですので、どなたでも読めます。
とはいえ、専門的な論文はフレンドリーではないので、社会に対するインパクトを考えてプレスリリースを行いました。
アラキドン酸が神経新生促進と精神疾患予防に役立つ可能性を発見
研究費を頂いているJSTからのプレスリリース文です。
さらに、こちらの内容は本日何回かにわたりNHK仙台のニュース等で取り上げられました。
(おそらく、このリンク先は永久的なものではありませんので、ご注意あれ)
毎日新聞の朝刊およびネット版、時事通信の記事にも取り上げられましたので、日経ネットやYahooニュースなどのニュースクリップに載りました。
なにせ、10年越しの研究成果がようやく論文になりましたので、本当にほっとしています。
筆頭著者の学位がかかっていたりすると、ここまで待つことはできません。
ここで思うのは、やはり論文として世の中に出すには刈り取りのタイミングがある、ということです。
あるいは、素材の美味しさを引き出す調理法を考える、というか。
今回の論文は、いわば、さまざまな具材を加えることによって旨味を調和させたようなものですね。
昨年、プレス発表した転写調節因子Pax6がグリア細胞の発生を制御することを発見という論文は、最終的に引き算していってシンプルにしたのですが。
(話の中身については、また明日・・・)
*****
ちなみに、今週から研究室のHPをリニューアルしました。
Sさん、有難うございました。