右のニューロン、左のニューロン

今回の班会議で個人的に一番面白かった発表は、脳の細胞自身に左右の違いがあるというもの。
右脳と左脳など、脳の機能に左右差があることはよく知られているが、単一細胞レベルで右のニューロンと左のニューロンに「分子的」な違いがあるということを初めて知った。

九州大学の伊藤功さんという方が、すでに海馬のニューロンの性質が、シナプス構成分子や入力パターンに関して左右で異なるということを見いだされている。
(こちらはすでに2003年にScienceに発表されている)
今後の展開は、内臓に左右の逆位をもつivというマウスの突然変異体を用いるとのことで、とても興味深い。
発生生物学、細胞生物学、神経科学にそれぞれインパクトのある研究になると思う。

注)実際は班会議ですでにivマウスを用いたデータを披露され、非常に面白かったのだが、論文発表前なので残念ながらここでは控えさせて頂く。
by osumi1128 | 2005-06-14 15:28

大隅典子の個人ブログです。所属する組織の意見を代表するものではありません。


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