応用数学連携フォーラム
2009年 05月 23日
確かにこの10年の間に、こなせるプレゼンは増えたと思います。
昔の上司の教育方針は「背伸びさせる」だったので、その縛り(保護、でもありましたが)から外れた今でもなお、常に背伸びして生きています(周りにも、そのようにしてもらっていますね……)。
今からウン年前、助手(今の助教ですね)になりたての頃、初めて1コマの授業を任されたとき、入念に準備をして臨んだにも関わらず、90分という時間が途中から途方もなく苦痛だったことを思い出すことがあります。
当時はパワポに移行する前の段階だったので、OHP(オーバーヘッドプロジェクタ)のシートや、35mmのスライドを揃え、さらに「板書」用の図を描く練習などもして、いざ出陣!だったのですが、80名くらいの学生さんを前に、エネルギーをどんどん奪われていきました。
彼らは授業を聞く側のプロで、こちらは教える側としては駆け出しで、余裕も何もあったもんじゃなく……。
自分が授業を聴くことをサボっていたツケだと反省しました。
学会発表やセミナーは、まあ、参加者のマジョリティーは、一応、聴きたくて参加している方たちなので、そういう経験はあった訳ですが、学部の授業(しかも必修)では受講生の意識はまったく違います。
今は、「どれだけ聴かせるか、起こしていられるか」を楽しみに授業をできるようになりましたが、教官ビギナーの頃はまったく駄目でした。
テクニックの問題もさることながら、「伝えたい思い」に欠けていたのだと思います。
今週、来週は医学修士の講義です。
来週からは医学部の授業も始まって、本格的な授業シーズン。
そういうサイクルがあるのは、大学の良さだと思っています。
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午後は前述の応用数学連携フォーラムで前座のトーク。
脳科学と数学の接点(のりしろ)を模索する機会として、なかなか有意義でした。
「のりしろ」は学問の内容でもあり、実際には人と人の重なりでもあり、今後の展開を楽しみに思う良い機会でした。
K先生、O先生、その他、講演をされた皆様ほか、有難うございました。
あ、元東北大学の理学部にいらしたT先生(70歳代のはず)も参加されていらして、たくさんご質問やコメントをされていました。
学問というのは、「知らない」ということにおいては、若い方も年をとったかたも、平等であるということが良いことだと思います。
そういうフラットな関係性が作れるということですね。














