CREST国際シンポジウム無事終了
2009年 06月 03日
この会場と併設するウェスティンホテルは安藤忠雄さんのデザインです。
「海の青、山の緑、四季折々の花々に囲まれた静かな環境で、都市型コンベンションセンターとは一線を画した」というセールスコピーそのままの会場でした。

造られたのは、もう10年以上前でしょうか。
研究費の班会議で何度か訪れていましたが、主催者側としては初めてでした。
昔はまだ緑が弱々しかったのですが、今ではすっかり成長しています。
打ちっ放しのコンクリートの壁に蔦の葉が這っている情景は、なかなかに美しい。
建築家というのは、三次元のデザインを考えるだけでなく、時間が経ったときにどうなるかという四次元の世界まで考えているのでしょうね……。

事情により、自分自身は初日の夕方からの参加になってしまったのが残念でした。
Co-organizerの宮川さんや、宮川研から独立ポジションに移られた高雄さん他、研究室の方々には、スピーカーの方のお迎え含め、大変にお世話になりました。

タイトルにHippocampal Neurogenesisと付けたことと、発生生物学会直後であったこともあって、brain development関係の参加者は少なかったのですが、それでも、様々なバックグラウンドを持った方々が参加して下さったのは何よりでした。
この分野はまだまだ面白い研究テーマがたくさん転がっているので、いろいろな方が参画してくると良いと思っています。
初日の夜、懇親会を奇跡の星の植物館というところで行ったのですが、とても素敵な場所でした。
追って、どこかにシンポジウムの画像ギャラリーを作りたいと思っていますので、乞うご期待!
今回は、JSTおよび東北大学脳科学グローバルCOEのご支援の他、兵庫県からも国際会議開催の補助を頂きました。
せっかく素敵な設備なのですから、利用者が増えるとよいですね。
アンフィシアターというホールは100名がゆったり座れる作り。
しかも、電源取れるし、無線LANも使えて素晴らしい。
ポスターセッションをロビーで行い、コーヒーブレイクやランチタイムにも見てもらえるようにしたのも良かったと思います。
ホテルの従業員の方などのバックアップ体制も素晴らしく、本当に良い会場でした。
本当は3日くらいのセッションを組んで、午後1日分くらいは長いブレイクにして、周囲を歩く時間などが取れると良かったのですが……。
忙しい中、遠くから来てくださった方々、本当に有難うございました。
また、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。
期限はまだ残っていますが、とりあえず、この5年ご支援頂いたCREST研究の一区切りのつもりです。
次の5年でさらに面白い展開ができればと願っています。