GCOE中間評価ヒアリング終了ほか

日付け変わって、ついに7月1日。
2009年も半分過ぎちゃった、ということですね……。
元々、今年の前半はスケジュールが過密で、というか、重たい事案が立て続けだったのですが、月曜日29日に生命科学系GCOEの中間評価ヒアリングがありました。

最後の最後まで泥縄。
当日の朝にPPTのハンドアウトを40部印刷して頂き(しかも、プリントアウトでトラブルあり)、ホチキス止めの作業ほかをして頂いている間、数名のラボメンバーの前で最後のリハーサル。
その後、来客等もありましたが、配付資料の持ち込み等で事務局の方2名も同行頂き、新幹線&タクシーで一番町の学術振興会事務所へ。
研究担当理事ともども4名が会場に入り、10分のプレゼンと15分の質疑応答。
テンションの上がった30分でした。
(一応、非公開の審査ですので、中身をここに載せるのは避けておきます)

控え室には他大学の知り合い多数。
こういう会議は常に東京で行われますが、参勤交代を思い出しますね。
中央から物理的に遠くなればなるほど、いろいろな意味で(お金や時間など)負担が大きい訳で、それでもって同じルールで競争しなさい、というのはなんだかな……と思います。

ともあれ、すべきことは果たしました。
関係者の方々、リハーサルを聞いて頂いた若手フォーラムのメンバー含め、お世話になりました。

*****
本日のプロフェッショナルは燃料電池車開発の藤本幸人という方でした。
ホンダで燃料電池自動車の開発をされているのですが、番組の中では「自動車メーカー」などと言われて、決して会社名を言わない局の方針だったのが面白い。
ロゴマーク等はすべて映っているのですが(笑)。
確か、プロジェクトXの中では会社名が出ていたかと思うし、「ソクラテスの人事」などでは、しっかり会社の「欲しい人材像」などが語られているので、番組毎に決まっているのかな?

で、web pageには載っていなかった言葉で印象的だったのは、「技術の前では人は平等」というものでした。
これは「科学的真理の探究においては研究者は平等」という風に置き換えても良いと思います。
あるいは「知らない、ということにおいては、シニアもビギナーも同じ」とも言えます。
シニアになるほど「読み通せる」部分は大きくなりますが、かえって突拍子もない発想からは遠くなるかもしれないし……。

もう一つ、「エコカーを開発しているのではないのです。未来のクルマを創りたい」
その要件の中にサステナブルであったり、CO2排出の問題があるという認識をされていました。
あくまでカッコイイ自動車でありたいという美意識も。
あと10年したら乗れるようになっているでしょうか……?

*****
GCOE中間評価ヒアリング終了ほか_d0028322_1114578.jpg
日が長いこの季節は、ウィンブルドンの開催時期です。
10年以上前、仕事の後にリセールのチケット(見終わった観客が返却した入場券が、夕方からのゲーム用に再度販売されるもの)で観に行ったことを思い出します。
薔薇の花でロンドンが最も美しい頃、名物の苺も美味しい季節ですね。
日本列島は梅雨のまっただ中ですが。
今日の衛星中継では、ロンドンは30℃越えとのこと。
女子シングルスの準々決勝で、センターコートの芝は大分痛んできていました。
この芝のコンディションによる運命の分かれ道も、ウィンブルドンの面白さですね。
by osumi1128 | 2009-07-01 01:12 | 雑感

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