本日は七夕(昨日エントリー忘れ)

昨日エントリーしたつもりがミスっていました(苦笑)。

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本日は七夕ですが(Googleのトップ画像が織姫&彦星でしたね)、東京での用事を詰め込めるだけ詰め込んだ一日でした。
用務の一つに千代田区四番町での会議がありましたが、東京近郊で育った私にとって、「千代田区」というのは「東京の一番真ん中」という意識があります。
郵便番号も「100」で始まるのが千代田区だし、皇居はあるし……。
坂も多く、一方通行も多いエリアですが、昔から人が住んでいる感じが好きですね。
谷根千(谷中、根津、千駄木)エリアとはちょっと違うのですが。

ところで、行きの新幹線で隣の席の方は、最新(たぶん)MacBookProをずーっといじって、PPTのプレゼンファイルを作っていらっしゃいました。
最後に東京駅に着く頃に「それ、バッテリー、どのくらい持ちますか?」と伺ったところ「2時間くらいですかね。仙台—東京間くらいです」と仰るので、「それじゃあ、MacBook Airとあまり変わりませんね。データ通信すると、あっという間にバッテリー無くなるんです」などと会話しました。
工学部の先生でしたが、Macユーザというのは珍しかったので、思わず声を掛けてしまいました(他にもiPhoneとかお持ちだったし……笑)。
マイノリティーのMacユーザならではの感覚です。
それにしても、列車の中でも早く電源がサプライされるようになって欲しいですね(←でも本当はエコじゃない?)。

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さて、本日一番メインの会議は第4期科学技術基本計画の策定に向けた委員会でした。
もちろん、日本として大変重要な会議ですので、公開で開催されています。
第1回目はすでに設定されていた他用務により出席できず、今回初めての参加になりました。
文科省の行政官の参加者の数もさることながら、一般からの傍聴者も数倍いらっしゃる会議でした。

この会議は年内にさらに何度も開催され、第4期科学技術基本計画を詰めていくことになるのですが、本日はいくつかの現状認識の確認と論点整理が為されました。
私自身は、第3期に「モノから人へ」というキャッチフレーズが打ち出されたこと自体は重要なのですが、それが十分にアウトカムに繋がっていないこと、科学技術人材の育成は何にも増して重要であることを、いくつかの発言に分けて申し述べました。
初等中等教育から理数系の才能を伸ばす方策、理系文系を分ける現行の入試制度の改革、分野融合の「のりしろ」を作るための理系共通の教養教育の重要性、若手独立を進めるためには同時に研究支援者を充実させるべきこと、などです。
これから年内に10回近く開催されますので、折に触れ取り上げていきたいと思います。
by osumi1128 | 2009-07-08 09:05 | 科学技術政策

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