人間総合科学大学のアート
2009年 07月 12日
脳科学グローバルCOEの支倉フェローシップで来日しているフランス人の学生さんがうちの研究室を訪問したのですが、ちょうど同じ日に別の先生のところの中国人ビジターがうちのポスドクさんと同級生で突然来訪。
セミナー室兼お茶部屋で雑談をしていたところに来た学生さんが片言のフレンチで挨拶したり、うちの中国人ポスドクさんはその元同級生に「なんで、連絡もしないで突然来るの? え、で、もう帰るの?」ってなことを中国語でやりとりしたり……。
もちろん、それ以外の会話はすべて英語な訳ですが。
そうそう、先日、通称「グローバル30」という国際化拠点事業に東北大学も選ばれました。
世界リーディングユニバーシティにふさわしい質の高い教育を行い。地球規模で(指導的立場で)活躍する人材を育成。国際水準キャンパスを整備する。
ことを目指しているそうです(関係者談)。
東北大学の開学の理念の一つに「門戸開放」があり、傍系入学を認め1913年に旧帝国大学として初めて女子学生を受け入れましたが、これからは今まで以上に世界に対して「門戸開放」するということですね。
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さて、本日土曜日は人間総合科学大学というところで生涯学習の特別講演をしてきました。
通学制の健康栄養学科のほかに通信制の人間科学科もあり、今回は「スクーリング」の講義という位置づけです。
脳とこころの進化~なぜ宇宙は人類をつくったのか~という大きな全体タイトルが付いていましたが、脳の発生発達というスケールと、脳の進化を中心にお話をしてきました。
一般参加の方々もいらしたのですが、150名くらいの方々が本当に熱心に聴講していたのが印象的でした。
もう一つ印象的だったのは、この大学の建物の中のあちこちに現代アートが飾られていたこと。
学長の久住眞理先生にお尋ねしたところ、中村由夫氏という方のものでした。
大学のホームページにも大学で出会えるオブジェたち YOSHIO ART in U-HASというページに取り上げられています。
いいですね〜。
毎日、こんな空間で学んだり働いたりするのは幸せなことと思います。
講演終わって帰りの電車を待っていたホームで、聴講生からさらにご質問を受けました。
心の病の方のデイケアセンターにお勤めの看護師さんで、昨年に通信教育を終えた方とのことでした。
4年間本当に楽しかったと仰ってましたが、いくつになっても学ぶという姿勢、素敵ですね。